二年間ほぼ毎日絵を描き続けてきた僕は、
この二か月間、全く絵を描かなかった。
というより、描けなかったという方が正しいかもしれない。
はじめて好きなものが嫌いになった。
そんな二か月間だった。

聞くところによれば周りはそうでもないらしいけど、
僕は絵に対しても自分に対しても数えきれないくらい誹謗中傷されたことがある。いやがらせする絵描きも山ほど出くわしてきた。絵のパクリも目に付くようになってきて、ラクガキすら載せるのも億劫になった。空リプで毎回嫌味やフォローを外した理由を言われる。まるで星1のレビューをつけられてる商品みたいで辛かった。
でもそれを吐露したところで非難されるのは決まって僕だとわかっている。だから平然な振りも板については来たのだが。それはそれで何の苦労もしたことないくせにと言われる要因にもなってしまった。そんな去年の2023年も過ぎ。
気づいたら普通に会話することすら怖くなって、いつの間にか「雨宮伊吹」という存在が、自分じゃない自分のように思えていた。
口を塞いでしまった僕の、最小限で最大限の自己表現が絵でもあった。
その代弁者こそが、彼らであった。
でもやっぱり数字にすれば全然結果は出なくて、周りに励まされてなんとかここまでこれた自分もいるけれど、どんどん自分の作品の需要性のなさを痛感した。
どうしたら良い絵だねって言ってもらえるかな。
どうしたら自分の作品の良さを伝えられるだろうって。
毎晩寝られないのは当たり前だ。技量不足の自分が一番の原因なのだから。それでもどんどん減り続ける数字を見るのはあまりにもキツイ。
この、誰かに何かを伝えるということは、永遠の課題だと思う。
でも前の自分はそれすら楽しかった。何言われても無関心を食らっても顔面にモザイク食らってもだ。
それはやはりうちの子たちという、実在しない癖に自己主張の強い、心強い仲間がいつも心のそばにいてくれたお陰でもある。
なのに今は自分の絵すらまともに見ることができない。
全部が悲しく思えて、すぐに虚しさと悔しさと怒りが脳を支配するからだ。

きっと前の自分ならそんな気持ちもこんな顔して嘲笑えていただろう。今は辛くてだめだ。笑えない。
しばらくゲームに逃げていた。何度も不安が脳内を横切ってくるから何度もゲームの中でぶった切ってやった✌
誰も傷ついては欲しくない。みんなと分かり合いたい。仲良くなりたい。
そう思って生きてきても、僕に死んでほしいと願う人もいるし、僕と喋りたくない人たちも山ほどいて、普通に絵描きやってるだけでもこんなにハードだなんて。あーもう疲れちゃったなって。
いろんな人たちに気を遣いすぎて、その意味も虚しくなんの意味も成さなくて。
ただ無常に食いつぶされてていく自分の世界を呆然と眺め生きている。
全員に気を遣うのは無理。だからこそ身近な人達をうんと大切にしなくちゃって今更思ったりもして。でも気が付くのには遅かったのかもしんないなとか。いまだにぐちゃぐちゃだよ、僕の気持ちは。
と、なんだかんだ言ってはみたけど、ネット好きですよ。これ見てるきみのことも。
だってそうでしょ、ネットがなかったらこうしてみんなと出会うことも、僕の絵を届けることもできなかったんだから。
傷ついた発端もネットで見てるやつらのせいだけどさ、
こんなはみ出し者の僕の絵に興味持ってくれて
応援してくれる人も少なからずいて、大好きとか言ってくれる人もいてさ
大好きなんて、好きよりも重いじゃんかね。
そんなお前は、一味も二味も違うよ。僕が保証する。
この出会いにも何か感謝の気持ちを伝えたくて、珍しく本の中で語ったりしてみた。

まじで絵見ただけで寝込む日もあるので、みんなに届けられる日はまだまだ先になると思うけど。今作もしっかり作り上げたいと思います。
楽しみにしててくれたら嬉しいな。
でも絵は嫌いだな。うちの子も当分嫌いだよ。
ほんと、こんなに悩ませやがって、大嫌いだ。うん。
